やまねこのたからばこ

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【漫画】「ケンシロウによろしく」 (1) いや、そうはならんやろケンシロウ…

※当然のことながらネタバレを含むので、未読の場合には閲覧に注意されたい。

表紙は深刻な表情で立ちすくむ少年。だというのに絶対これシリアスな話じゃないと確信して購入。

 

 

いや、だって作者が「ジャスミン・ギュ」氏だもの。あの「Back Street Girls」の。

 

 

主人公(沼倉)は10歳のとき、母親はヤクザの恋人(木村)とともに蒸発、天涯孤独の身となる。

 

それでも親子の情からか、沼倉は母親よりも木村を憎み、復讐のために「北斗の拳」を読み漁る。いや、そうはならんやろ…。

 

そして10年の血がにじむような努力の末…沼倉は木村と再会するが…3秒後にも死なない!むしろボコボコにされる

 

失敗を経て、沼倉はさらなる努力を重ねる。毎日図書館にこもってツボの勉強、人体解剖学、骨と筋肉の勉強、中国ツボ、タイツボ、心理学、指のトレーニング…

 

そしてついに!あん摩マッサージ指圧師の国家資格に合格!!おめでとう!

 

ヤクザを倒すために磨いた技はいま、身体の痛みに悩む人々を笑顔にするために使われている!

 

決め台詞は「お前はもう笑っている」。お、おう…。

 

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ジャスミン・ギュ氏らしいギャグ

 

[出典]:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/ubeslMfS1lk

 

やまねこは基本的に「ギャグって難しい」と思ってる。アクションとかスリラーと違って、好みが大きく左右されるし、「それの何が面白いの?」っていう疑問って、ギャグを提供する側からするとものすごく残酷な質問だしね。

 

ジャスミン・ギュ氏の別の漫画、「Back Street Girls」では、まるでお笑い芸人のコントみたいに、「いやいや、そうはならんでしょ」って見ている側にツッコませるような笑いが特徴で、この「ケンシロウによろしく」もそういう雰囲気を持っている。

 

ぶっとんだキャラの言動とわりと常識人だけど抜けてるキャラとの組み合わせで、ボケとツッコミがうまい具合に噛み合ってて面白い。いや、その「噛み合わなさ」が面白さかな。

 

「Back Street Girls」が好きだった読者は確実に満足できると思う。

 

めちゃめちゃ気になる1巻の終わり方!

 

1巻では、ひょんなことから助手となる女性、ユリア坂本や、スパイとして木村のもとに潜り込んでいる久田といった女性が登場する。

 

1巻最後には、とうとう沼倉は怨敵・木村を直接マッサージする機会に恵まれるのだが、そこで思いがけぬ事態に遭遇し…というところで1巻が終わる。なんだコレ、すげー気になる!!!

 

結論

 

2巻は遠くない将来読むことになるだろう…